もうすぐ冬がやってくるんだね。毎年のことだけれど歳を追うごとに季節のめぐりが早くなっている。夏の猛暑も苦手だが凍える冬も決して過ごしやすい季節ではない。朝身支度をして玄関へ出たら庭の木やプランターの花に霜が降りている。冷えた外の空気に身が引き締まり、思わず吐き出す白く暖かい自分の吐息に寒さに負けまいとする身体のパワーを感じて。
いやそれよりも路上で出会う被写体の少し開いた口元からあふれ出る白い息の何となまめかしく色っぽいことか?
そんな情景を絵に描くことは寒さとぬくもりの両方がある白い吐息に魅了され続けた私にとっては必然の帰結なのだった。
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