人の心中には誰しも闇がある、と信じる。
人それぞれに異なっても計り知れない欲望が渦巻いているのだ。
欲望が心のうちにあるうちはそれを妄想と呼ぶが、隠し持った妄想が時として奇想天外なアイディアとなって意外な作品作りの手助けをしてくれることもあるのだ。
ローマ帝国の狂帝『ヘリオガバルス』への自分をモデル化して具現化した素描。
真っ黒になるまで塗りつぶした背景と閉塞感を見て欲しい。
アントナンアルトーのシュルレアリスム小説と奇怪・不可解なある事件が倒錯したあの夜の私に急いでペンを走らせるきっかけを与えてくれたのだった。
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